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国民の52%が海賊版製品購入

 リオデジャネイロ州商業連盟と調査会社のイプソスが8月、国内の9大都市圏(70都市)で1000人を対象に実施した海賊版製品購入調査で、回答者の52%が今年、何らかの海賊版製品を購入もしくは消費していたことが分かりました。今年の調査では昨年の48%を上回っており、2006年の調査開始以来初めて、海賊版製品購入者が半数を超えました。ブラジル全人口比率に換算すると国民の7430万人が海賊版製品を購入したことになります。
 海賊版製品を購入したと回答した人を所得階層別に見ると、裕福なA・Bクラスに属する人は57%、Cクラスは52%、D・Eクラスは44%が購入していました。海賊版製品購入の理由には購入者全体の96%が「価格が安い」と回答しています。
 最も多く購入されている海賊版製品はCDで、すべての所得階層で80%を超えています。次いでDVD(76%)、衣類(11%)、メガネ(10%)、コンピューターソフトウェア(5%)などの購入が目立っています。