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国内最大の油田を発見

 地元紙の報道によると、国営石油会社ペトロブラスとレプソル・シノペック、そしてスタトイルの3社連合はさきごろ、ガーベア掘削抗で過去最大かつ良質な油田を発見したと発表しました。これまでのリオ州北部カンポス沖の岩塩層下(プレソルト)油田では最大規模油田の発見です。
 ガーベア油田は、リオの海岸から190キロ沖合の深海部に位置し、掘削はステナ・ドリルマックス掘削船により行われ、海底2708メートル、油田発見時には深さ6851メートルに達していました。石油埋蔵量は今回掘削された6油田で合計35億バレルと推測されていますが、最初に掘削された2油田だけでも15億〜20億バレルの埋蔵量があると見られています。
 ペトロブラス社は、3社連合で油田周辺の探査や評価を続ける前に、抽出した石油成分を検査することにしています。