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多発する落雷事故、年間132人死亡

 例年に比べて雨量が多いサンパウロ市では、落雷事故による被害が相次いでいます。20日には市内のビラ・ロボス公園で落雷事故により同公園職員の女性が死亡しました。関係機関によると、国内では一日に平均2万4千回の稲妻が発生し、落雷による死亡者は1年間で平均132人に上っています。
 20日にビラ・ロボス公園にいて落雷で死亡したのは同公園警備員のマリア・パレシーダ・ブエノさん(45)。運び込まれた病院で感電死と確認されました。マリアさんは雨が降り出したため近くのトイレの軒下で雨宿りをしていて被害に遭いました。
 同公園では、2001年にも子ども2人が落雷で死亡する事故が起きています。気象専門家によると、平坦で建物のない公園や牧場、農場にいて雷を伴った雨に遭った場合、落雷事故の危険性が高いので注意が必要だと警告しています。