エスタード紙の報道によると、サンパウロ市運輸局は市内東部の約200路線に排気ガスの少ないエコバス1200台を導入しました。エコバスは、ディーゼル燃料に20%のバイオディーゼルを混入することが可能で、通常使用されているディーゼル車両より22%の排気ガスを減少させます。今回導入されたバスは市内を走る全バスの10%にすぎませんが、サンパウロ市では今後順次エコバスを導入していく予定です。
今後のエコ車両導入に向け同市運輸局は、導入資金に車両検査で発生する罰金を充てると説明していますが、ジルベルト・カサビ同市市長は「財源は罰金だけでは不十分だし、罰金の発生は本来期待してはいけないこと。我々は改めて予算を計上する必要がある」と指摘しています。