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インフレ調整は5.5%

 サンパウロ市は先頃、来年支払う2010年度の土地・家屋税(固定資産税)のインフレ調整率を5.5%に決定しました。今年、9年ぶりに見直された固定資産税は、増税率が一般家屋で最大30%、商工業サービス施設で同45%も引き上げられます。これにインフレ分が加算されるため、パウリスターノ(サンパウロっ子の意味。東京でいう江戸っ子に当たる)の家計には大打撃です。
 市によれば、土地販売価格が9万2500レアルを下回る物件は増税対象とはならないため、182万戸のうち実際に増税となるのは11万2000戸。対象物件の平均増税率は24%で、市は8億レアルの税収増を見込んでいます。