会社更生手続き中の日本航空がサンパウロ―成田線(ニューヨーク経由)から撤退することとなり、サンパウロ(グァルーリョス)国際空港発の最終便が27日午後11時50分、日本に向けて飛び立ちました。これに先立ち同日夜、同空港の搭乗口前で「お別れ」のセレモニーが開かれ、搭乗客約250人が参加。日本とブラジルを結ぶ架け橋となっていた日本航空が定期便就航以来、32年の歴史に幕を閉じることへの名残りを惜しみました。
1978年に定期便が就航された同路線は、日本の航空会社が運行する路線としては最長路線。最終便出発を前に搭乗受付カウンター周辺では、これまで同路線を運行してきたB747―400型機の模型が展示され、各搭乗客が客室乗務員と一緒に記念撮影を行ないました。