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政府事業入札でゲーラ官房長官に疑惑

 現地の報道機関が一斉に報道したところによると、ジルマ・ロウセフ前官房長官の後任であるエレニセ・ゲーラ氏(51)にスキャンダルが持ち上がっています。10日発売の最新号『ベージャ』誌によれば、昨年、郵政の民間委託事業の契約において、同氏の息子が経営するコンサルタント会社が仲介したことが判明。受注した企業側は、コミッションとして請け負い金額の6%を支払っていたと伝えてました。
 官房長官の息子、イスラエル・ゲーラ氏が経営する(有)キャピタル・アセソリア・エ・コンサルトリア社は昨年、郵送の委託事業で2社に有利となるよう政府内でロビー活動を行い、成功の謝礼として仲介料を受け取った疑いが持たれています。政府高官の息子という立場を悪用しただけでなく、官房長官の口添えもあったのではないか、との疑惑も生じています。