国際企業マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが発表した「2010年世界生活環境調査」によると、ブラジル国内で生活環境が最も安定しているのはブラジリアでした。世界ランキングでは104位です。
筆者が訪れたブラジリアは、よそよそしく、どことなく人工的で人のにおいがしなく、あまり住みたいという気にはなりませんでしたがーーー。人々が自然に寄り集まって形成された町ではないからでしょう。その代わり、近代的なマンションと同じく、生活するには便利な条件がそろっているということでしょうか。
この調査はニューヨークを100ポイントとして世界221都市のポイントを算出したもので、ウィーン(オーストリア)が昨年に続きトップになりました。チューリッヒとジュネーブ(共にスイス)がそれぞれ2位と3位で続いています。
南米諸国では、ブエノスアイレス(アルゼンチン)が78位で最高。ブラジルはブラジリア(104位)、リオデジャネイロ(116位)、サンパウロ(117位)でした。