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サンパウロ市警察官の24%に不正疑惑

  地元のフォーリャ紙が報じたところによると、サンパウロ市警察署の警察官800人が恐喝、横領、暴力などの疑いで内部調査が行われています。同警察署警察官の4分の1に相当する多さで、警察署の幹部クラスの名前も挙がっています。
 報道では、サンパウロ市警察署では09年、組織犯罪捜査課と麻薬捜査課で8500件に及ぶ不正行為が報告され、418人が配置転換されています。犯罪組織の首都第一コマンドとつながりがあったり、逮捕者を恐喝した警察官もいるといいます。
 この報道に対し同市警幹部は、報道を誤報だとして抗議しています。同幹部によると内部調査が行われたのは1.4%に当たる48人にすぎないと述べ、人事異動はより適任部署への通常人事だと主張しています。