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勢い付く大型小売店 拡張計画が続々

 今後も消費は確実に拡大し続けるとみた大型小売店は、次々に店舗拡張計画を発表しています。各社の発表を見ますと、合計で今後3〜4年間に150億レアル以上の投資となり、これまでに見られなかった強気の計画です。最大手のポン・デ・アスーカル、ウォルマート、ロージャス・アメリカーナス3社合計で、今年中に約300店舗の新規店舗増設になります。地元紙によると、この強気の背景には大統領選挙、W杯、不動産市場の活発化があると見ています。
 ポン・デ・アスーカル・グループは10年から12年までに50億レアルを投資します。過去3年間と比べ70%増です。3年間で300店を開けるのを目標にしています。
 ブラジル・ウォルマートは今年20〜22億レアル投資をおこないます。14年前にブラジルに上陸して以来の最大の投資額で、09年の投資16億レアルを40%上回る額です。今年は100〜110店舗の新設を目標にしています。
 消費の冷え込みでデフレスパイラルに落ち込んだ日本と比べ、ブラジルの活況ぶりが手に取るようです。