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今年のブラジル経済はバラ色、200万人の新規雇用

 エコノミスト、工業、商業協会は、今年度の経済の見通しを国内市場が伸びるため、雇用が拡大、労働者の所得も上昇すると明るい見通しをしています。予想ではサービス部門を筆頭に正規雇用が200万人近く創出され、昨年のほぼ倍になると見られています。
 就労者数は2.2%から5.5%まで増え、実質平均所得は1.8%から8.82%、全般の実質給料は昨年比で4.8%から11.2%増へ改善されるとしています。内需拡大が雇用、所得の増大に寄与しますが、選挙の年で公共投資が増加するであろうこと、さらに民間の住宅建築が増加傾向にあることも、景気の上昇に弾みを付けそうです。これらの相乗効果でサービス、商業も伸び、雇用にも寄与すると見られています。
 問題は海外市場。米国や日本など先進国の経済回復が定かではなく、これがブラジルに悪影響を及ぼす可能性も否定できないようです。