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「迎え酒」で気分スッキリは誤った習慣

 クリスマスから正月にかけて、飲み過ぎて二日酔いに苦しんだ人も多いことでしょう。地元紙が二日酔いの予防対策を紹介していますので、ご参考までに。

 ここから引用ーー
 二日酔いは、主にアルコール成分(アセトアルデヒド)を摂取しすぎることで起こる。アセトアルデヒドは、生命に危険はないものの毒性が非常に強く、吐き気や頭痛、喉の渇きなどの著しい不快感を生じさせる。予防策は、脂肪分が多い胡桃(くるみ)や栗などを飲酒前に摂取し、胃の内側に水分を弾く油膜を張ること。牛乳やヨーグルトも、胃酸の分泌を促すアルコール成分の吸収を緩和させる。
 二日酔いの最中にはひどく喉が渇くが、これはアルコールの利尿作用により、脱水状態に陥っているため。飲酒中、水やジュースなどで水分補給を心がけるとよい。二日酔いの対処法とされている「迎え酒」は迷信。水分と同時に失った成分補給が一時的に出来るため、効果的と思われがちだが、新たなアルコール摂取は水分喪失を繰り返すだけだ。
 頭痛や眠気を緩和させると考えられている胃腸薬も、胃酸や炎症の中和剤と痛み止めが含まれているだけで、効果はない。酔い覚ましとして飲むコーヒーも同様で、カフェインの興奮作用で酔いの症状が緩和されるだけ。
 日本人を含む東洋系や女性、老人はアセトアルデヒドの摂取限界量が少なく、二日酔いになりやすい。これに対し、白人や黒人は限界量が多く、酒に強い。伯国に住むからには、日系人以外と飲酒するとき、ペース配分に気をつけることも有効な予防策だ。

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