南アフリカ共和国のジャコブ・ズマ大統領が8日ブラジルを訪問、セーラ・サンパウロ州知事やルーラ大統領と会談しました。ズマ大統領がアフリカ大陸以外の外国を公式訪問するのは初めて。ブラジル訪問は、両国関係強化のための「戦略的訪問」と見られています。8日、サンパウロでセーラ州知事と会談したズマ大統領は、「ブラジルは我が国の将来像」と語り、「南南協力」やＩｂａｓ（印、伯、南ア）フォーラムなどの経済提携を一層強化したい考えを示しました。
ブラジルにとって南アは、対アフリカ輸出において最大の輸出相手国。国連やＧ８などの国際戦略においても共通項が多く、今後、経済面を軸に協力関係を強化していくと見られます。
