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ルーラ大統領、オリンピック招致に自信

 東京とオリンピック招致で競合しているリオへの招致について、ルーラ大統領は、訪問先のニューヨークで外国メディアに対し、「美しさが他の競合都市より優れている」と述べ、招致実現に強い自信を示しました。
 大統領は、東京やシカゴなど他都市の国では既に五輪を開催している点を挙げ、「五輪は裕福な国々だけの特権ではない」と指摘、「人々を融合する最大のスポーツイベントであり、リオにも最初の機会と経験が必要」と強調しました。
 問題とされるリオの治安については、「各都市ともそれぞれ安全上の問題はある。ブラジルはテロがない数少ない国の一つだ」と述べ、2014年にサッカーのワールドカップ(W杯)を開催することにも言及、「W杯投資のおかげで、五輪のためにやることは少なくて済む」と、特にオリンピックのために多額の投資をしなくても十分開催できると語りました。
 これまでシカゴが東京の有力なライバルと見られていましたが、招致に熱の入れ方が違うブラジルに選考委員はリオ開催に前向きといわれ、東京危うしといったところのようです。