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幼少期の肥満 心臓病20年早める

 22日付のオ・エスタード・デ・サンパウロ紙が報じたところによると、サンパウロ市の心臓研究所の調査で、幼少期や少年期に肥満体型だった人は成人後、心臓病を発症する年齢が20年早まる可能性があると分かりました。肥満は血管の老化を早め、高血圧や動脈硬化、血圧や血糖値が上がるメタボリック症候群などの原因となることが知られており、子どもの頃から肥満だった人は、これらを発症する時期が早まると指摘したものです。
 肥満の原因は、運動不足と偏食といわれます。専門家によると、全ブラジル未成年の約3割が肥満体型で、「朝食を摂らず、学校で揚げ物や炭酸飲料を過剰摂取している」と指摘、家庭や学校での食生活の見直しを求めています。