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中国製スニーカー規制で追加税検討

 現地のフォーリャ・デ・サンパウロ紙が22日報じたところでは、ブラジル通商保護局は価格の安い中国製運動靴の輸入規制のため、追加関税を課す方向で検討中です。課税額は高級靴から安価な靴まで一律26ドル程度になる見込みで、ナイキやアディダスなど高級ブランドの靴が、平均小売価格500レアルから約750レアル程度まで跳ね上がりそうです。
 ブラジルの課税率は現行でも小売価格の5割を占めており、増税されば価格に占める税金が5割以上を占めることになります。消費者にとっては大きな負担で、中国に製造工場を持つ国内企業は増税に猛反発しています。各企業は、増税による靴の大幅値上げは消費市場に重大な影響を与え、消費を冷え込ませると懸念しています。