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宮崎県の東国原知事、22日、ブラジル訪問

 国民から人気が高い東国原英夫宮崎県知事が、23日にサンパウロ市で行なわれる『ブラジル宮崎県人会創立60周年記念式典』に出席することを発表しました。現職の宮崎県知事がブラジルを訪問するのは、1994年の故松形祐堯(まつかた・すけたか)知事以来、15年ぶりのことです。ブラジル訪問を前に東国原知事は6日、宮崎県庁でサンパウロ新聞に、ブラジル訪問の抱負を次のように語りました。
 東国原知事は過去2回、テレビ番組の収録でブラジルへ行っています。この時は、サンパウロ、リオ、ブラジリアの3都市を回り、モルンビースタジアム(サッカースタジアム)、シュラスカリア(ブラジル独特の焼き肉料理)、リオのカーニバルなどについてレポートしました。各地を回ったブラジルの印象は「ダイナミックなブラジル文化に圧倒された」そうです。
 今回は、ブラジル宮崎県人会の招待での訪問。今回の訪問で知事は「ブラジルのエネルギー産業、航空機産業に注目しており、ブリックスの一国としてすごい存在感がある」と語り、躍動するブラジルをじっくりと見てみたいと話しました。
 知事の日程は22日にブラジル到着。同日、宮崎県出身のJICAボランティア活動現場視察、日本移民開拓先没者慰霊碑参拝、同県人会役員との意見交換と歓迎夕食会。23日、宮崎県人会創立60周年記念式典、県費留学生ОBらとの意見交換、サンパウロ日本国総領事との意見交換。24日、ホンダロックサンパウロ工場視察、イツペーバ市長表敬、ブラジル日本語センターなど視察後、帰国の途につきます。訪問団は知事を含め総勢40人ほどの陣容。訪問団の主な団員は、中村幸一県議会議長、津村重光宮崎市長、住吉昭信宮崎大学学長、浦野勝雅(株)ホンダロック代表取締役社長、徳永哲也宮崎ブラジル親善協会理事など。
 東国原知事サンパウロ新聞に、ブラジル在住宮崎県人に向けて「県人を受け入れてくれたブラジルに感謝するとともに、訪問の折は宮崎県人との触れ合いを大切にしたい。皆さんのご苦労や情熱を知り、エネルギーをいただきたい」とメッセージを寄せました。