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日本祭りの来場者目標は20万人

 サンパウロ市の「サンパウロ・エキスポ・センター」で7月20~22日、第21回日本祭り(ブラジル日本都道府県人会連合会主催)が開催されます。今回は移民110周年の記念の年ということもあり、記念式典は21日、会場内の「PISTA APRESENTAÇÕES」で行われる予定です。主催者は「今年は特別な年であり、日本祭り来場者を20万人と見込んでいる」としています。

 記念式典には日本の18県から200人を越える慶祝団が訪れる予定で、ハワイ、アルゼンチン、ペルー、ボリビアパラグアイ、メキシコからも500~600人がお祝いに駆けつけます。日本祭りを主催する同連合会の山田康夫会長は「ブラジルの移民110周年に、こんなにもたくさんの慶祝団が来てくれる。県連はしっかりおもてなしをしたい」と張り切っています。

 同祭の目玉行事は料理のギネス登録で、45県人会から550品の料理が出品され、ギネス登録を目指します。日本祭りは日本食の祭典(各県の郷土料理)として始まったものだけに、各県人会とも出品料理には腕に磨きをかけます。

 この他、ブラジル日本文化福祉協会は写真・物品を展示して移民の歴史紹介し、ジェトロは各企業の協力を得て物産展を行います。会場の舞台では郷土芸能、歌謡、太鼓など各団体が演技します。また場内で、広島県人会は「広島神楽」、沖縄県人会は「獅子舞」、長崎県人会は「龍踊り」を披露します。いずれもブラジル育ちの日系2、3世が中心です。