現地紙のサンパウロ新聞が5日報じたところでは、中国の二輪車メーカー大手の宗申産業集団（本社・重慶市）とブラジルの二輪車メーカー・カチンスキは、宗申産業がカチンスキを完全買収することで合意しました。買収額は発表さていません。宗申は10月にブラジル市場向けの専用車種を発売、来年2月までに現地の商品ラインアップを12車種まで拡大する方針です。
カチンスキの資本金は約3870万米ドル。これまでは韓国の暁星と大型二輪車を中心に合弁で生産、ブラジル全土で販売していました。
宗申産業は2年以内のブラジルでの操業開始を目指し、ブラジル西北部のアマゾナス州に組み立て工場を新設する計画を持っており、マナウス工業園区の用地10万平方メートルを既に取得しています（一部時事参考）。
