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サントス沖のプレサル層油田は空っぽ

ペトロブラスは昨年6月、サンパウロ州沖310キロのプレサル層で新たな軽質油の大規模と見られる油田を発見したと発表、ブラジルは当り籤を引いた、神様はブラジル人だと大騒ぎした大油田の発見発表でしたが、同層でエクソン・グループが探索した結果、空っぽの油田だったことが分かりました。新発見と報じられた油田は、BM―S―9ブロックにあり、同ブロックでは昨年9月には有望なカリオカ油田も発見されています。新油田はグァラーと名付けられ、大規模な試掘を行って空っぽと分かったものです。
 ペトロブラスはこの件で、「どのような石油の探索でもリスクはある」と発表、石油事業にリスクは付きもの、空っぽの油田だったというのはよくあることだとしています。この空油田には2億ドルが投資されており、エクソンとヘスが各40%ずつ、ペトロブラスが20%出資していました。