中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

次期大統領候補はいまだ混沌

 与党PTの次期大統領選の有力候補はジルマ官房長官と見られ、10日にPT党創立29周年を迎えた幹部会で2010年を「ジルマの年」と命名、次期大統領選に向けて準備を始めました。しかし、当のジルマ官房長官は報道関係者に対して、「誰にも束縛されることなく自分で決めたい」とコメントするなど、煮え切らない態度です、
 対立候補についてPSDBのヘンリッケ・カルドーゾ前大統領は、12日付けのフォーリャ紙に談話を寄せ、擁立候補者が不確定なことについて、「選出が遅れているわけではない」と語っています。同党の候補者には、すでにジョゼ・セーラ知事(サンパウロ州)とアエーシオ・ネーベス知事(ミナスジェライス州)の名が挙がっているものの、PSDBの大統領候補として取りざたされている段階で、同党の正式決定は2010年7月以降になる予定です。