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上がった物と下がった物

 ドル高が続くブラジルでは、一部でインフレを心配する観測も出ています。確かに全体としてみた場合、10月のインフレ率は9月の0.26%を大きく超え0.45%も上昇、過去12ヵ月で見ると、6.41%に達しています。
 しかし、物によっては値下がりしており、全体としては値上がりした物が多く、値下がりした品物の数が少なく、値下げ幅も小さいというのが実情のようです。ただ、傾向としては、ドル高による輸入品の値上げなどで、インフレの方向にあると言っていいでしょう。
 値上りの著しいのはフェイジョン豆の5.66%上昇、牛肉3.61%の上昇を始め、衣料品が1.27%、家賃が0.86%上昇しています。逆に値下りしているのは、人参14.9%下降、大豆油3.38%下降、小麦粉2.84%下降、ガソリン0.18%下降となっています。