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NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルでの買い物は値切るのが常識

ncb2006-06-30

 NPOチャレンジブラジル主催の講演会が先ごろ、東京・池袋で行われました。そのときの講師は、28日のTBS「はなまるマーケット」にも出演していた今野保さん(ショッピングアドバイザー)でした。今野さんは講演で、ブラジルに長期滞在した経験談を中心に話を進められましたが、「日本では、スーパーは定価販売が原則のため値切って買い物するなど考えられませんが、ブラジルでは値切るといくらでも安くなります」という経験談を話されました。ちょっと驚きです。

 日本のスーパーでは、日付の古い物を前面に出し、新しい物ほど奥に置いてあるというのが常識で、買い物上手の奥さんは、奥の方から新しい商品を引きずり出して買っていきますが、ブラジルでは新しい物ほど手に取りやすいところにおいてあるそうです。手に取りづらく奥まった、あるいは商品の下にあるほど古い物だそうで、「もし商品の良悪の区別ができる人で、少しぐらい古くても十分に食べられると見極めがついたら、『これ古いけど、安くならない?』と店員と交渉するのです。たいていは負けてくれるし、場合によっては半額以下になることもあります」という説明でした。

 長年ブラジルとつきあっている記者も、この話は初めてです。いや、勉強になりました。ついでに宣伝しておきますと、この今野さんが書いた「スーパーマーケット買い物裏ワザ」(ヒット出版社刊)が発売中です。ブラジルのことには触れてありませんが、興味のある方はご一読ください。