日本での常識は夏に暑いところを避けて避暑地へ、冬は寒いところを避けて避寒地へ、というものですが、ブラジルでは全くの逆です。夏にはさらに暑いところを求めて避寒地へ行き、冬には避暑地へ行くのです。日本的な感覚で、夏に避暑地へ行くとそこはがらがらのシーズンオフ。ちょっと日本では考えられない習慣です。
こうしたことをなぜブラジル人は行うかというと、ブラジル通の話では、「季節がはっきりしている日本と違い、ブラジルは季節と言うのがはっきりしない。その季節感を味わうために、寒い季節にはもっと寒さを感じられるところへ行くようだ」といっていました。
記者は、ブラジルが南半球にあり、南北が日本とは反対（北が暖かく、南が寒い）ということは分かっていましたが、こういった習慣までは知りませんでした。風俗習慣というものは、奥が深いです。
