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ダニが媒介するマクローザ熱病で少女死亡

 カラパット・エストレーラと呼ばれるダニの媒介で発病するマクローザ熱病が、サンパウロ近郊で発生しています。これにかかった12歳のアナちゃんが、サンパウロ市内のジャバクアーラ病院で死亡したほか、お母さんのエジナ・モンテイロさん(43歳)も似たような病状で同病院に入院中ということです。
 これまでにサンパウロ衛生当局は、サンパウロ近郊で数人が死亡していることを確認しており、近くにあるパルケ・ド・エスタード(サンパウロ州自然林公園)へ遊びに行き、ダニかまれたのが原因ではないかと見ています。
 サンパウロ市から151kmほど離れたオルト・フロレスタール(植物園)に近い町では、この病気をもたらすダニの巣を発見したため、立ち入り禁止にしています。その町では、幸いに病人は出ていませんが、近隣のカンピーナス、ピラシカーバ各市では、マクローザ病の患者が出ており、予防措置として立ち入り禁止にしたものです。
 海外には日本とは違った、様々な病原体があります。ダニ、蚊、ブヨなどにもなるべく刺されない工夫をしましょう。