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ブラジル郵便公社に400ドルの支払い命令

 日本の郵政公社は民営化で話題を呼びましたが、ブラジル郵便公社では、荷物破損の賠償命令が裁判所で下り、話題になっています。訴えていたのはアメリカのペット用品業者で、ペット用品をしっかりと荷造りしアメリカの郵便局からブラジルへ送ったところ、その荷物がブラジルに着いたらめちゃめちゃに壊れていて、使い物にならない。そこで業者はブラジル郵便公社に損害賠償を求めて訴えていたのです。
 訴えを受けた第二連邦地裁は先頃、物的損害賠償408ドル、プラス慰謝料1000レアルを支払うべしとの判決を言い渡しました。郵便公社側は「荷造りがまずかった」「小包みの中身について何も記載はなかった」と主張していましたが、この主張は退けられた格好です。
 ブラジルへの荷物送りは、届かないことも考え、半ば祈る気持ちで郵送する人が多かったのですが、この判決で、ブラジルへの荷物送りは、かなり信頼が置けることになりそうです。