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ブラジル産牛肉の輸入禁止措置の国続々

 口蹄疫の発生でブラジル産牛肉の輸入禁止措置が相次ぎ、禁止国は43カ国にのぼっています。口蹄疫の発生が確認されたのは、ブラジルの内陸部、南マット・グロッソ州。同州は牛肉の輸出で全国の半数を占めています。
 口啼疫は現在の所、同州のエルドラド市の牧場やパラナ州での発生も噂されており、全国に広まりそうな気配です。政府当局はエルドラド市周囲25キロを封鎖、100人の検査官を派遣して全ての肉牛を検査しているところです。同州では2500万頭の肉牛が飼育されており、最悪の場合すべての牛に感染する危険性もあるとわれています。
 業界や関係者は、輸入禁止国の増加で、受けるダメージは相当に大きいとみています。