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ルーラ大統領の支持率、下降の一途

 先ごろ来日したルーラ大統領の政権基盤が揺らいでいます。今年1月、同大統領出身の政党PT(労働者党)に汚職疑惑が発覚、その後も政権内での様々な疑惑が続き、大統領の支持率は急降下しました。
 最近になっていくらか持ち直す傾向が見られたものの、9月上旬に行われた世論調査によると、55%だった支持率が45%に再び下がったのです。今回の調査で特徴的なのは、大統領の支持基盤と思われていた下層労働者たちの支持が離れつつあることです。この層は前回41%の支持率でしたが、今回は13%と大幅なルーラ離れをしています。
 地元紙によると、連日の汚職報道に嫌気がしてきたのではないか、とみています。