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アマゾン移住者が日系文芸祭の大賞受賞

ncb2005-09-15

 海外日系新聞放送協会、海外日系人協会共催で開かれている第2回海外文芸祭で、ブラジル・アマゾンに移住した大楯エツヨさん(79歳)が大賞を受賞しました。応募者数は世界17カ国から1092点でした。

 友はみなアマゾン日焼たたえ合ふ

 これが大楯さんの大賞に選ばれた作品です。大楯さんは17日の授賞式出席のため12日に来日、東京各地を観光して回り、「今まで東京なんて見たことが無かったから、すごく楽しい毎日です。ありがとうございます」と喜んでいました。
 大楯さんは移住して40年になります。戦後の移住者で、「ブラジルでは母国の日本が大きくなったこともあり、日本人はすごく大切にされています」。今は家業の農業を長男に譲り、俳句をたしなむといった悠々自適の毎日、ただ、治安の方はアマゾンも例外ではなく悪く、先日も10万円近くもするトラクターの部品を、きれいに盗まれてしまったといいます。今は主に養鶏を営んでいるそうですが、鶏肉は安く、なかなか金になら無いといいます。こんな時、高い部品を盗まれては、赤字になるばかりとか。
 大楯さんは、アマゾンの太陽で焼かれた肌が印象的なおばあちゃんです。