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ブラジルでも振り込め詐欺

 日本で止まることのない振り込め詐欺が、ブラジルでも急増しています。手口は日本とほぼ同じで、ありもしないことを家族に告げ、金を振り込ませるものです。ただ、ブラジルらしいと言えば、日本が「子供が交通事故にあった」というのが大半なのに対し、ブラジルでは「子供を誘拐した」「父親を誘拐した」という悪質なもので、いかにも誘拐事件が頻発しているブラジルらしい口実です。
 金額は、500レアル(約2万円)から5000レアル(20万円)と小刻みですが、それだけに引っかかりやすいそうです。
 その他にも、インターネットで「車を売ります」と掲示し、5000レアルほどの手付金を振り込ませたところでドロンを決め込む詐欺や、銀行あるいは企業名を出し登録を促し、データを教えたところで預金をごっそり抜いてしまうなどのコンピュータ詐欺も急増しているとか。
 どこの国でも情報化が進んでいるのですが、それを悪用する犯罪も急増しています。注意しましょう。