中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

日本の無効ゴールを惜しむブラジル各紙

 ドイツで行われているワールドカップの前哨戦ともいえるコンフェデ杯で22日、日本はブラジルと戦い、2対2の引き分けで、決勝進出ができませんでした。この試合の終了後ジーコ監督は、「前半の早い時期のゴールを無効にされたが、あれは誤審だ。3対2で勝っていた」と語っていました。当のブラジル各紙も、あれは誤審と、日本に同情的な記事が目立ちました。以下に紹介します。

 「主審の誤審で救われたブラジル、2対2だが、日本側の試合劈頭のゴールは本物であり、審判が無効とした」(オ・エスタード紙)
 「ブラジルは苦戦の末やっと2対2で引き分けたが、日本側は誤審でゴールひとつを無効とされた」(フォーリャ・デ・サンパウロ紙)
 「主審よ、ありがとう。本物ののゴールを無効とした主審、お陰で2対2で分け、ブラジルはドイツとの4強戦に進出する」(ジョルナル・ダ・タルデ紙)
 「マルコス(GK)と主審のお陰でブラジルは4強戦に進出できる。日本側のゴールは本物だったが主審は無効とした」(アゴーラ紙)
 「日本側緒戦の対ブラジルゴールに反則など、どこにも見当たらなかった」(ジアリオ・デ・サンパウロ紙)

 日本は王者ブラジルを破る快挙を、審判に潰されたようです。