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ルーラ氏支持派が報道陣に嫌がらせ

 ブラジル調査報道協会によると、首都ブラジリアの中央統一労働組合本部前とサンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市内の金属労組事務所前で、ルーラ元大統領収監反対派を取材中のジャーナリスト、記者、カメラマンが収監反対派から車の窓ガラスを割られたり、激しい言葉を浴びせられたりの嫌がらせを受けました。各メディアが報じています。

 ブラジリアの労組本部前では、ルーラ支持派30人がコレイオ・ブラジリエンセ紙車両の窓ガラスを破壊するといった暴力を振るいました。幸いにも車内にいた男性運転手、女性記者、女性カメラマンに怪我はありませんでした。テレビ局の取材チームも取り囲まれ、「ここから出て行け」などと激しい言葉を浴びせられ、ロイター通信の男性カメラマンは取材を続けることが出来ず、現場を離れました。

 また、サンベルナルド・ド・カンポ市内の金属労組前でも報道陣への嫌がらせが行われ、通信社のカメラマンが、ルーラ支持派のシャツを着た男に卵を投げつけられたりしました。

 同報道協会は「報道陣に対する暴力はいかなる状況でも容認できない。ジャーナリストの職務を妨害することは民主主義を攻撃するのと同じことだ。加害者は処罰されるべきだ」と訴えています。