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市長選での棄権増加、無関心の高まりか

 地元での報道によると、市長選2次投票を棄権した有権者の割合が過去最高だった前回選挙の19.12%を上回る21.6%(約700万人)に達しました。2日の1次投票での棄権者は、全国有権者約1億4400万人の17.58%にあたる約2500万人でした。
 投票数全体に占める白票・無効票の割合も前回選挙より増加していました。白票は3.58%から4.28%へ、無効票は6.54%から12.41%へと増えています。無効票の割合は2000年以来の高い水準になっています。棄権と白票・無効票を合計すると2次投票有権者(3290万人)の32.5%になり、約1070万人が棄権、白票、無効票を投じたことになります。2012年の選挙では840万人でした。
 2次投票が実施された都市で白票・無効票の割合が最も高かったのはサンパウロ大都市圏のマウア市で、25.8%に達しました。以下、サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ(23.1)、リオ・デ・ジャネイロ州ニテロイ(22.7)、サンパウロ州ジアデマ(21.8)、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ(20.4)と続いています。