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ブラジルにルノーが3億ユーロ投資

 ブラジルのメディアによると、自動車メーカーのルノーラテンアメリカ担当社長25日、同社クリチバの工場に3億ユーロ(16億レアル相当)を投資、新車のカーディアンを生産すると発表しました。 カーディアンの生産は1月から開始され、発売は2024年3月からになる予定です。

 また、同担当社長は2027年までに約30億ユーロ(約160億レアル)を投資し、2027年までに欧州以外で8車種を発売する計画とも述べました。この投資で、ラテンアメリカ地域の少なくとも20カ国に輸出するとしています。

 同社によると、ブラジルで過去2年間に20億レアル相当の投資を行ってきました。現在、ルノー工場の年間生産能力は33万台です。ブラジルはルノーにとって第2の市場であり、中南米欧州連合以外で最大の市場で、極めて重要な地域といいます。

 ルノーはまた、自動車の電動化を加速すると述べ、2027年までに欧州大陸以外のカーディアンの自動車の3台に1台がハイブリッド車または電気自動車になるだろうと話しています。