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コロンビアでパラセーリング中にロープが切れた

 ブラジルのメディアによると、28日、コロンビアのサンアンドレス諸島でパラセーリング(スピードボートに牽引されてパラシュートで空中を散歩する)を楽しんでいたブラジル人夫妻のボートと連結していたロープが切れ、陸地まで飛ばされることなく海上に着水し、事なきを得ました。夫妻は31日に帰国し、現在はサンパウロ州カンピーナスに戻っています。

 夫妻は、今は擦り傷と首に痛みがあるだけですが、再度、精密検査を受ける予定です。夫妻は「大怪我はしなかったけど、とにかく怖かった。一時は街の方へ運ばれていったが、それ以上進む前になんとか海に落ちた」と語り、不幸中の幸いだったといいます。

 事件当日、サンアンドレス諸島は嵐が近づいているのか、やや荒れ気味でした。空中のパラシュートも揺れ、強風でロープで引っ張っているボートも揺れ、なかなか安定しないように見えました。夫妻は「ロープが連結されているとボートが安定しないようで、わざとロープを切ったのかもしれません。もちろん、自然にロープが切れた可能性もありますが、ツアーの責任者は詳しい説明はせず、金額も返金しなく、水を差し出しただけだった」と話しています。