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新設企業 過去最多の253万社

 信用取引に関する情報の提供や分析を行う民間企業セラーザ・エクスペリアンが26日、2018年に大小合わせて253万4000社が新たに設立されたと発表しました。昨年新設された企業を15.1%上回り、過去最多でした。地元メディアが伝えました。新設された企業のほとんどが個人零細企業で206万4430社、新設企業の81.4%を占めています。セラーザは、「景気が思わしくなく、雇用創出に改善が見られないための必要に迫られた起業だ。そのため個人零細企業の新設数が増加した」と説明、就職先が見つからず、食べていくために止むを得ず商売を始めた人が多かったと指摘しています。

 業種別に見ると、昨年新設された企業では飲食サービスが8.2%と最も多く、次いで個人衛生・美容サービス(7.5%)、建物および電気設備の修理・メンテナンスサービス(7.1%)、衣料品販売(6.6%)の順です。いずれも日常的に消費され、需要の大きい製品やサービスを提供する個人企業でした。