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ブラジルの汚れたイメージが強まる

 国内の報道によると、ブラジルの「腐敗した国」「汚れている国」という負のイメージが、一段と強まっています。ドイツに本部を置く国際的な非政府組織(NGO)、トランスペアレンシー・インターナショナルが世界180カ国を対象に調査した「腐敗のない国ランキング」で、ブラジルは105位と発表しました。調査は、各国公務員と政治家がどの程度「汚れている」と認識されているのかをビジネスマンや分析専門家が評価、それで得た「腐敗認識指数」に基づいて行われています。

 同ランキングでは1位の国が最も「清潔」とされ、順位が下がるごとに「腐敗度」が増していきます。16年に79位だったブラジルの順位は17年には96位に下がり、今回、12年以降で最悪の105位にまで落ちました。

 今回1~10位にランク付けされたのはデンマークニュージーランドフィンランドシンガポールスウェーデン、スイス、ノルウェー、オランダ、カナダ、ルクセンブルクで、欧州各国が顔をそろえています。日本は18位でした。