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空港で飛行機や馬も摘発

 ニュースサイト「G1」によると、国内外の貨物便が多いヴィラコポス国際空港(サンパウロ州カンピーナス市)で昨年1年間に国税庁が摘発、押収した総額が7433万レアル(約22億3000万円)に達しました。同庁の取り締ま資料で判りました。額は前年比で36.9%増でした。これまでの最高は15年の6985万レアル(約20億9000万円)です。

 報道によると、昨年摘発された物品で目を引くのは飛行機用エンジン(タービン)2基(1170万レアル、約3億5000万円)、飛行機2機(350万レアル、約1億円)、たばこ110万本(510万レアル、約1億5000万円)、馬6頭(190万レアル、約5700万円)──などです。たばこの本数は17年比で10万本増でした。

 国税庁当局者は、赤道ギニアのテオドロ・オビアン・マン副大統領とその随行団11人が、18年9月に同空港に降り立った際に連邦警察は現金140万ドルと5万5000レアル、評価額が1500万ドルにも上る高級時計20個が押収していますが、当局は外交上の機密事項と詳細を明らかにしませんでした。