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国内新車販売の上昇傾向続く

 地元メディアによると、ブラジル国内10月の新車販売台数は乗用車、軽商用車、トラック、バスの合計が25万4732台で、前月を19.40%、前年同月を25.58%、それぞれ上回りました。10月の販売台数ではここ4年間で最高を記録しました。全国自動車販売業者連盟が1日発表したものです.

 10月の販売好調で年初来累計は昨年同時期を15.26%上回り、15年以来3年ぶりに200万台を超えました。10月末時点における年間販売台数は、12年から減少が続き、16年にはピーク時の半分の166万7798台にまで落ち込んでいました。

 自販連のアラリコ・アスンソン・ジュニオル会長は「選挙が終わり、市場に期待感が高まっている。販売環境は好転とまでは行かないが、市場はポジティブに反応している」と語っています。

トヨタ・ハイラックスが好調

 乗用車部門で10月に最も売れたのはゼネラル・モーターズのオニキスで、前年同月比21.8%増の2万2324台でした。軽商用車部門ではフィアットストラーダで、前年同月比33.5%増の7199台でした。日本のメーカーではトヨタカローラとハイラックスが各部門で最多になりました。カローラの販売台数は前年同月比0.1%減の5928台、ハイラックスは前年同月比51.3%増の4027台でした。日本勢のマーケットシェアはトヨタが8.05%で6位、ホンダが5.44%で8位、日産自動車が3.55%で10位でした。