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中国系企業の投資4倍増

 企画開発行政管理省の発表によると、2018年上半期(1~6月)に中国系企業がブラジル国内に投資した額が13億4300万ドルに上りました。これは17年上半期の3億290万ドルの4.4倍になります。各メディアが報じています。

 中国企業各社は昨年の4倍以上の投資をしていますが、同省によると、「これでも中国企業ミシェル・テメル大統領の後を引き継ぐ新大統領が決まるまで、投資を抑制している」と話しています。また、「中国企業各社は、投資について秘密にする傾向にあり、この先驚くべき発表が行われる可能性がある」と指摘しています。

 一方、18年上半期の中国からの投資額は、17年上半期の2億8646万ドルを大きく下回る1億9887万ドルにとどまっています。これについて同省は、「中国が投資する予定だった水力発電所の施設更新や水処理システムの保守を行う企業の買収については確認されていない」としており、これが明らかになれば投資額は多くなる可能性もあります。