中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

クリスマスの物価予想、調査史上初の下落

 地元メディアによると、全国商業連合は、クリスマスに向けた各種商品の小売価格が平均で1.1%、昨年より安いと予想しています。小売価格の下落予想は、2009年に始まった同連合のクリスマス商品調査では初めてのことです。16年のクリスマス時期には小売物価は9.8%上昇、15年にはそれよりも大きい10.9%上昇していました。

 全国商業連合は昨年比4.3%増としていた小売業界の売上予想を同4.8%増の347億レアル(約1兆2145億円)に拡大し、クリスマス時期に創出される正規雇用枠を7万3100人分から7万3800人分へと増大させています。同連合のチーフエコノミストは、「低いインフレ率、金利引き下げ、労働市場の改善の継続が今年の年末時期の販売予想を明るいものにしている」と説明しています。