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サンパウロ新聞記者が強盗被害

 サンパウロ市リベルダーデ区の旅行代理店の両替所で換金した日本人が、出店後に追跡されて襲われる事件が頻発していますが、その事情に精通しているはずの新聞記者までが強盗に遭うほど、サンパウロ市内は治安が悪化してきました。被害に遭ったサンパウロ新聞記者によると、3日午後、旅行代理店の両替所で両替、両替所の社員から「今、危ないですから注意して下さい」と助言されたものの「大丈夫ですよ、こんな貧乏人」と笑って答えたそうです。ところが襲われたもので、日本人とみれば見境なく襲うと見た方が良さそうです。

 襲われた場所は、サンパウロ新聞社前の路上で、犯人はバイクに乗った2人組。運転する前の男が記者を指さし、「エリ、エリ(彼、彼)」と後ろの男に指示。男はピストルをかざしなら記者に密着、パソコン、現金、スマホ、クレジットカードなど洗いざらい奪いました。

 奪われた現金はたいした額ではありませんでしたが、その他の重要なクレジットカード、パソコンなどが痛手だったと言います。以前には両替した日本人が70キロも離れた場所まで追跡され襲われたケースもあり、犯人たちは機動力を備えており、油断できません。記者も「両替所は犯人たちに見張られていると考えた方が良く、支払いはカードにするなどの自衛措置が必要」と語っています。

 これからブラジル旅行を考えている人は、この両替後襲撃にくれぐれも注意をして欲しいところです