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賃借人が家主親子を殺害

 地元メディアによると、サンパウロ州サンカエターノ・ド・スル市で、家主の親子が賃借人に殺害される事件が起きました。家賃が払えなくなり口論となった末の犯行でした。市民警察は13日、菓子職人のジョゼ・ドス・サントス(38)がパスさんの家に出入りする姿が防犯カメラの映像に残っていたことから、サントスを強盗殺人の容疑で逮捕しました。サントスはカルメンさんのバッグを盗んで中に入っていたキャッシュカードを使ったとも自供しています。
 遺体を発見したのは被害者の親族で、不動産所有者エリゼウ・パスさん(78)と娘のカルメンさん(47)が住む家を訪ね、両手を縛られた状態で死亡している2人を発見しました。2人には暴力を受けた痕跡があり、検視の結果、死因は打撲と窒息によるものとわかりました。
 パスさんはサンカエターノ・ド・スル市内とサンパウロ州内陸部に10軒近くの不動産を所有しており、賃借人から手渡しで家賃を受け取っていました。