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オタク向け雑貨店が繁盛=サンパウロ市=

 地元メディアによると、ブラジルでは「ネルジ(Nerd)」や「ギーク(Geek)」と呼ばれる通称「オタク」をターゲットとした雑貨店「リミテッド・エディション」がサンパウロ市内にオープン、人気になっています。同店はテレビゲームやアニメの登場人物のフィギュア(模型)や音楽など、オタクにとって関心の高い商品を取り扱っています。
 店の経営は、年齢も職業も全く異る3人が共同で行っています。ステービン・ツング氏は精神科医、ダニエル・アルタビスタ氏は広告業界出身、ロドルフォ・ピラナイチス氏は体育教師で、共通しているのは趣味のコレクションです。知り合ったのもコレクションを通じてでした。
 趣味が高じて始めたビジネスは成功しないと言われますが、同店が成功したのは、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用して緻密なマーケティング調査を行ったこと、調査に基づき、「これはいける」という確信が持ててから始めたことです。
 現在、同店の1カ月の売上額は平均25万レアル(約1200万円)に上っています。