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W杯日本戦の会場完成

 地元メディアによると、日本代表がギリシャと1次リーグ第2戦を戦うアレーナ・ダス・ドゥナス競技場(リオ・グランデ・ド・ノルテ州ナタル市)が22日完成し式典が行われました。式典にはジルマ大統領(労働者党=PT)を始め約4000人が出席し完成を祝いました。
 同競技場は2011年8月に着工し、約4億レアルを投じて建設され、収容人数は4万2000人です。式典が行われた競技場の外では、州の職員ら30人がW杯開催に向けて投じられた多額の公金に対する抗議デモを行いました。この騒動でジルマ大統領側近の自動車の窓ガラスが割られたりする被害も出ました。
 ジルマ大統領は23日にFIFA本部を訪れ、ジョセフ・ブラッター会長と会談を行い、昨年のコンフェデレーションズカップコンフェデ杯)開催時の抗議デモのような事態が再び発生したとしても、W杯大会の開催には及ぼさないことなどが話し合われました。大統領は各会場の工事の遅れについても引き続き注意を怠らないと述べ、「最高のW杯にする」と約束しました。