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宿泊施設6万室を増設要請

 地元メディアによると、観光省はサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催12都市に対し、約6万室の宿泊施設を大会観戦者向けの受け入れ先として利用できるよう何らかの対策を求めました。要請は、W杯期間中の観光客に格安な宿泊先を提供することで各ホテルの法外な価格設定を防止し、宿泊施設不足を補うためです。
 宿泊施設にはユースホステル、賃貸物件やラブホテルなども含まれ、利用にあたっては現地に住むブラジル人よりも外国人観光客に人気があることが過去の統計で分かっています。観光省は2012年度にブラジルを訪れた外国人観光客約560万人のうち、44%に当たる250万人はこのような施設を利用していたとしています。