地元メディアによると、ブラジル国内の各旅行会社が高齢者、同性愛者、独身者などを対象としたユニークな旅行プランを展開しています。特に若い独身者の間で人気の旅行先がバイア州ポルト・セグーロ(ビーチの美しい観光地)やメキシコのカンクン(世界的に有名なリゾート地)への7泊ツアーで、旅行会社によっては夜間のバラーダ(ナイトクラブ)訪問を計画に組み入れ、「パートナー」を探しやすい環境を整えています。
キープカンパニー・ビアージェン社のミナス・ジェライス州カナストラ山地行きの独身専用プランを利用した男性(40)は、「参加者のうち自分以外の22人は全員女性で、肩身の狭い思いをした。夜間ディスコも開催されなかった」と不満の様子でした。旅行会社は「独身専用パックは恋人を作ることを目的としているわけではなく、あくまでも同伴者不在でなおかつ単独で旅行をしたい人向けに展開している」と話し、旅行会社や旅先によっても専用プランの趣向が異なっていると説明しています。