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事故のイタケロンサッカー場、開幕戦開催に問題なし

 地元メディアによると、国際サッカー連盟(FIFA)は3日の記者会見で、ブラジルで開催される2014年サッカー・ワールドカップ(W杯)に向けて建設が遅れている6競技場のうち3競技場で、当初の完工期限と定められていた今年12月中には工事が完了しないことを認めました。
 遅延しているのはサンパウロ市のイタケロン競技場(アレーナ・コリンチャンス)、パラナ州クリチバ市のアレーナ・ダ・バイシャーダマット・グロッソ州クイアバ市のアレーナ・パンタナールで、完工予定は来年2月にずれ込む見通しです。国際サッカー連盟は、「来年6月12日から始まるW杯までには必ず準備を整える」と強調し、大会開催に問題はないとしています。
 国際サッカー連盟ジョセフ・ブラッター会長も「一部の競技場で工期に遅れが出ているという報告を受けているが、W杯開催までに必ず間に合わせる」と語り、建設中の事故で作業員2人が死亡したイタケロン競技場の工事の遅れについて、イタケロン競技場でW杯開幕戦が行われない可能性を強く否定し、「事故によって損傷した部分は修復され、スタジアムは間もなく完成する」と開幕戦には影響がないと話しました。