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母親らが一斉授乳デモ

 地元メディアによると、社会商業サービスベレンジーニョ支部のロビーで17日、公共の場での授乳の権利を求める母親ら20人が抗議活動として一斉に授乳をするデモを行いました。デモでは「青少年条例」の一節の朗読の後、「私たちは哺乳類です。授乳は私たちにとって自然な行為です」という言葉を合図に一斉に授乳を始め、抗議の意志を表しました。
 デモのきっかけは旅行学専門家のジョバンナ・クレレスさん(35)がフェイスブックに投稿したことで、ジョバンナさんの意見に多くの人々が共感、そのうちの一人シェフのレイラ・ミランダさん(34)が今回の一斉授乳を企画・提案、実行されたものです。ジョバンナさんは、同支部内で生後1歳4カ月の娘に授乳していた際に従業員から授乳室外だという理由で注意を受けて中断せざるを得なかったことから抗議の意味もあり投稿したもので、「当時授乳室は満室だったため使用できなかったのに、従業員は耳を貸さなかった。社会商業サービスはこのことについてよく考えてもらいたい」と説明しています。
 社会商業サービス同支部は対応の誤りを認め、支部の役員らがデモ実行者に謝罪しました。