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14歳以下の既婚者が4万人

 2010年国勢調査のデータによると、国内の10〜14歳の青少年のうち4万2785人が既婚者であることが分かりました。14歳以下の婚姻は、低所得者層に多く見られます。
 地元メディアの報道によると、州別で見た16歳以下の既婚者ランキングでは、低所得層が多いアラゴアス州マラニョン州、アクレー州、ロライマ州で多く見られ、中間層の多いリオグランデ・ド・スル州サンパウロ州、連邦直轄地(DF)などの大都市圏では少なくなっています。
 ブラジルの民法では、男女がそれぞれ16歳以上の場合は婚姻するのに問題はありませんが、16歳以下の場合は裁判所が必要と判断した場合に婚姻が認められます。したがって今回の国勢調査で明るみに出た青少年の結婚の大半は、正式な婚姻とは認められない、非合法なものでした。